
皆さんこんんちは新米です。
今回はSQLSERVERの基礎を紹介します。
データベースを管理するソフトウェアを操作・制御するにはSQLは必須です。
また、国家資格の基本情報技術者試験にもSQLの問題が出題されるので受けるかもしれない人は
この機会に基礎を固めておきましょう。
今回、以下のテーブル内容にそって説明していきます。
テーブル名:Sample
番号 |
商品名 |
値段 |
A001 |
りんご |
150 |
A002 |
キャベツ |
200 |
A003 |
牛肉 |
600 |
A004 |
おにぎり |
120 |
A005 |
アイスクリーム |
150 |
--Sampleテーブル作成 CREATE TABLE [Sample] ( [番号] nvarchar(10) NOT NULL PRIMARY KEY , [商品名] nvarchar(50) NOT NULL , [値段] int NOT NULL ); --レコード挿入 INSERT INTO [Sample] VALUES ('A001', 'りんご', 150) , ('A002', 'キャベツ', 200) , ('A003', '牛肉', 600) , ('A004', 'おにぎり', 120) , ('A005', 'アイスクリーム', 150); --全件表示 SELECT * FROM Sample;
SQL Serverのインストールや初期設定などは、コチラで詳しく解説しています。

SELECT : データの抽出
データを抽出したい場合はSELECT句を使います。
構文
SELECT カラム名 FROM テーブル名;
テーブルの項目名の事をカラム名や列名と言います。
上記、Sampleテーブルの場合「番号、商品名、値段」です。
Sampleから商品名のデータを全て抽出したい場合は
以下のように記述します。
SELECT 商品名 FROM Sample;
実行結果
りんご |
キャベツ |
牛肉 |
おにぎり |
アイスクリーム |
複数のカラムを抽出する場合
複数のカラムを抽出したい場合は”,”(カンマ)を使用します。
SELECT 商品名,値段 FROM Sample;
実行結果
りんご |
150 |
キャベツ |
200 |
牛肉 |
600 |
おにぎり |
120 |
アイスクリーム |
150 |
全カラムを抽出したい場合
全てのカラム名を抽出したい場合は*(アスタリスク)を使用します。
SELECT * FROM Sample;
実行結果
A001 |
りんご |
150 |
A002 |
キャベツ |
200 |
A003 |
牛肉 |
600 |
A004 |
おにぎり |
120 |
A005 |
アイスクリーム |
150 |
WHERE句 : 検索条件の指定
WHERE句はデータの検索条件を指定する事ができます。
例えば、値段が150円の「番号、商品名、値段」を抽出する場合
下記のように記述します。
SELECT * FROM Sample WHERE 値段 = 150;
実行結果
A001 |
りんご |
150 |
A005 |
アイスクリーム |
150 |
値段が150円のレコード(行)のみ抽出されました。
WHERE句で使える比較演算子&論理演算子
他にもWHERE句では様々な比較演算子や論理演算子を使う事が可能です。
【比較演算子一覧】
比較演算子 |
説明 |
= |
等しい |
> |
大きい |
< |
小さい |
>= |
大きい、もしくは等しい |
<= |
小さい、もしくは等しい |
!= <> |
等しくない |
【論理演算子一覧】
論理演算子 |
説明 |
AND |
2つの条件を結合し、両方の条件が真 |
OR |
2つの条件のうち、どちらか一方が真 |
NOT |
式の結果を反転 |
BETWEEN a AND b |
対象のフィールドが a と b の範囲内 |
IN |
対象のフィールドが式の一覧の1つに一致 |
対象のフィールドがパターンに一致 |
INSERT : データの挿入
新しくレコードを追加したい場合INSERT句を使用します。
構文
INSERT INTO テーブル名 VALUES (値1,値2,・・・);
INSERT INTO Sample VALUES ('A006','ラーメン',300);
※文字列を記述する場合は’’(シングルクォーテーション)を付けます。
実行結果
A001 |
りんご |
150 |
A002 |
キャベツ |
200 |
A003 |
牛肉 |
600 |
A004 |
おにぎり |
120 |
A005 |
アイスクリーム |
150 |
A006 |
ラーメン |
300 |
このように新しいレコードが追加されます。
UPDATE : データの更新
テーブル内の既存のデータを更新したい場合はUPDATE句を使用します。
構文
UPDATE テーブル名 SET カラム1=値1,カラム2=値2,・・・ WHERE 条件;
WHERE句で検索条件にヒットしたレコード(行)を更新します。
更新する内容は 「カラム=更新する値」で出来ます。
例えば、Sampleの番号「A002」のレコードを更新する場合
下記のように記述します。
UPDATE Sample SET 商品名='レタス',値段=250 WHERE 番号='A002';
実行結果
A002 |
キャベツ |
200 |
⬇️
A002 |
レタス |
250 |
DELETE : データの削除
テーブルのデータを削除したい場合、DELETE句を使用します。
構文
DELETE FROM テーブル名 WHERE 条件;
例えば、Sampleの番号「A004」のレコードを削除したい場合は下記のように記述します。
DELETE FROM Sample WHERE 番号='A004';
実行結果
番号 |
商品名 |
値段 |
A001 |
りんご |
150 |
A002 |
キャベツ |
200 |
A003 |
牛肉 |
600 |
A004 |
おにぎり |
120 |
A005 |
アイスクリーム |
150 |
⬇️
[削除後]
A001 |
りんご |
150 |
A002 |
キャベツ |
200 |
A003 |
牛肉 |
600 |
A005 |
アイスクリーム |
150 |
上記の結果の通り[番号:A004 商品名:おにぎり 値段:120]レコードが削除されます。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は、初心者向けのSQLSERVERについて紹介しました。
今後、データベースの作成や運用など、、
データに関わる仕事に関わっていく方は必ずマスターしておきたい言語になります。
まずは、基礎を固めてステップアップしていきましょう!

最後まで読んでくれてありがとう👍
コメント
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