Python 入門の第1歩である、データ型と変数の使い方について解説していきます。
基本の書き方を学習していきましょう!
Pythonの実行環境がない人は、環境構築をしなくても
実行できるので、こちらを参考にして下さい。

はじめに
それぞれにサンプルコードを載せているので
必ず自分で実行するようにして下さい。
プログラミング言語を理解する上で、プログラムを書き、実行する過程はとても重要です。
また、時間がある方はサンプルコードもコピペではなく、出来るだけ手打ちで入力して下さい。
なんの意味があるの? と思うかも知れませんが、手で入力するとミスが起こるので
それを修正する過程があなたのプログラミングスキルを確実に成長させます。
データ型のきほん
プログラミング言語にはデータ型と言われる考え方があります。
簡単に言うと、数値と文字例のどちらかで考えるという物です。
3 は数値ですが
“ABC” は文字列です
Pythonでは以下で、データ型を表示できます。
サンプルコード:
print(type(5)) print(type("ABC")) print(type(5.2))
結果:
<class ‘str’>
<class ‘float’>

5.2などの小数は「float」と呼ばれる型になります!
整理した物が、以下の表です。
データ型の混在
異なる型を一緒に処理した場合、どうなるでしょうか?

実際に実行して、確かめてみましょう!
文字列 + 整数
print("数字:" + 5)
結果:
このようなエラーになってしまいます。
エラー文の意味としては
「型が違う! strにしないとダメだよ!」
という感じです。
計算や処理を行うときには、基本的に同じデータ型同士でないと
実行できません。
型の変換
型が違うからと言って、処理できないのでは非常に困りますよね?
なので、pythonには型を変換できる物が用意されています。
でstrに変換できます。
print("数字:" + str(5))
結果:
他にも
float(値)
int(値)
でそれぞれの型に変換できます。
整数 + 小数

整数と小数を混ぜた場合もエラーになるでしょうか?

型が違うからエラーになるんじゃ、、
print(5 + 5.5)
結果:
これは大丈夫です。
この場合だとint(整数)とfloat(小数)で型が異なりますが
どちらも数値なので、intを5ではなく5.0と考えて
自動的にfloat(小数)へ変換して計算してくれます。
変数のきほん
変数とは、値を一時的に保存しておく入れ物です。
計算に必要なデータや計算結果などを入れて置くことで、再利用できます。
変数名 = 値
とすることで変数に値が入ります。

変数に値を入れることを、「代入」と呼びます!
例:
x = 3 print(x)
結果:
変数と四則演算
変数を使って四則演算を行うことも出来ます。
例:
x = 2 x = x + 3 print(x) x = x - 1 print(x) x = x * 4 print(x) x = x / 2 print(x)
結果:
4
16
8.0
演算記号の省略形
演算はよく使うため省略された書き方が用意されています。
例:
x = 2 x += 3 print(x) x *= 3 print(x)
結果:
15
整理すると以下の様になります
応用問題
ここまでの知識を使って、BMIを計算するプログラムを作ってみましょう!
①身長[cm]、体重[kg]は変数に格納する。
②BMIは、体重[kg]÷ 身長[m]^2 で計算できる。
まずは自分でプログラムを書いてみて下さい。
プログラムの一例を下に載せますが
やり方はいくつもあるので、同じでなくても大丈夫です。
背景色と同化してあるので、マウスをドラッグして確認して下さい
プログラム例:
weight = 60
bmi = weight / ( height * height) * 10000
print(bmi)
最後に
いかがだったでしょうか。
今回はPythonの変数とデータ型について紹介しました。
プログラミングでは実際にコードを書いて、実行してみることが大切です。
少しずつPythonの使い方を覚えていきましょう!
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