【JavaSilver】StringクラスとStringBuilderクラスの違いをマスターしよう！

皆さんこんにちは、新米です。

今回はJava言語でのStringクラスとStringBuilderクラスのそれぞれの役割と違いについて紹介していきます。

Stringクラスとは

String型のデータである文字列は、そのデータ自身を書き換えることはできません。

また、String型は参照型なためString型の変数を初期化してから新しくデータを代入すると、文字列が書き換えられるわけではなく新しく文字列が生成されます。

新米太郎

わかりやすくイラストにまとめてみました。

「String型にデータを再代入した場合」

このように変数strに初期値aを設定してから、再度変数strにデータbを代入すると変数の参照先が変わります。

新米太郎

書き換わるのではなく新しく参照先が切り替わるんだよ！

StringクラスはString型の変数に格納されているデータ(文字列)を操作する為のメソッドが様々あります。

＜Stringクラスのメソッド＞

メソッド名	説明	(例)文字列	結果
charAt(2)	引数にある文字列を返す。開始は０番目とする。	abcdef	c
equals(“abcdef”)	引数の文字列と同じか比較し、boolean値で返す。	abcdef	true
intern()	一位の文字列を返す	abcde	abcde
indexOf(‘c’)	引数の文字が最初に最初に出現する位置を返す。開始は0番目〜	abcde	2
length()	文字数を返す。	abcde	5
replace(‘’a,’z’)	第1引数の文字を第2引数で指定した文字に置き換え、結果の文字列を返す。	abcde	zbcdef
substring(2)	引数で指定した位置から最後までの文字列を返す。開始は0番目〜	abcde	cde

※JavaSilver引用

構文

String型変数名 . メソッド名();

[サンプルコード]

例）String fruit = “orange”;
String sub = fruit.substring(2);
System.out.print(sub);

実行結果

ange

StringBuilderクラスも文字列を扱うクラスですが、変数に格納した文字列を変更することが可能です。つまり新しくデータを代入する時新しく生成されないで既存の文字列が書き変わります。

新米太郎

こちらもわかりやすくイラストにまとめてみました！

「StringBuilderクラスのString型にデータを再代入した場合」

このように変数strに初期値aを設定してから、再度変数strにデータbを代入すると初期値aがbに書き変わります。

新米太郎

一度生成した文字列を追加したり置き換えたりできるんだね！

StringBuilderクラスの文字列を作成するには配列の宣言同様にnewキーワードを使用します。

構文

StringBuilder str = new StringBuilder(“初期値となる文字列”);

またStringBuilderクラスも変数に格納されているデータ(文字列)を操作する為のメソッドが様々あります。

＜StringBuilderクラスのメソッド＞

メソッド名	説明	例) 文字列	結果
append(“XYZ”)	引数の文字列を現在の文字列に追加する。	ABCDEF	ABCDEFXYZ
insert(2,”ZZ”)	引数の文字列を引数で指定された位置にある文字列の前に挿入する。	ABCDEF	ABZZCDEF
delete(0,3)	第1引数から第2引数の要素数分文字列を削除する。	ABCDEF	DEF
replace(3,　str.length(),”ZZZ”)	第1引数から第2引数のlength分第3引数に置き換える。	ABCDEF	ABCZZZ
substring(2)	引数から最後の文字まで文字列を返す。	ABCDEF	CDEF